2007年07月17日
ハンダマ【ポリフェノールたっぷり】
葉の色が紫色なので、すぐわかります。アジアでは昔から「女性の味方」だった、伝統食材です。
原産地 熱帯アジア
科 キク科
日本での自生分布 南九州以南
漢字表記 紅鳳菜(中国名ホンフォンツァイ)
標準名 スイゼンジナ、金時菜(石川県)
沖縄本島方言名 ハンダマ
日本・沖縄への導入
原産地の熱帯アジアから中国を経由して日本に伝わったとされます。寒さに弱いため、日本国内では沖縄から南九州の温かい地に自生していますが、石川県では金時草の名で栽培されています。
観察スポット 畑地
開花時期
香り
似ていて間違う木
ハンダマの見方
ハンダマは、葉表が緑色、葉裏が紫赤色していて、加熱するとヌメリが出るのが特徴です。茹でて和え物、雑炊、汁の具にするとほんのり紫に色づきます。無農薬でもよく育つといいます。台湾でも地味ながら、「造血作用がある」と信じられ古くから食べられている伝統野菜。葉の紫色は抗酸化作用で知られるポリフェノールで、鉄分の含有量も多い。
沖縄の暮らしとのつながり
☆食と薬
沖縄では昔から薬膳料理に日常食として、疲労時や風邪のひきはじめ、貧血、目の疲等に汁物、炒め物と使用されました。ビタミンB2、ビタミンA、鉄分を含み、茹でると独特の風味があり、ぬめりがあり、汁が赤くそまります。「血の葉・不老長寿の葉」と言われ、民間療法薬としておおいに活躍していました。疲労時に葉や茎を煎じたり煮て食べたりしていました。風邪のひきはじめにも良いそうです。
食材として
食べるのは葉だけで、茎から摘み取って蝶理します。葉の緑と紫が濃く鮮やかで、みずみずしいものを選びましょう。傷みやすいので早めに使い切るのがよいですが、保存する場合は湿らせた新聞紙などに包み、ビニールに入れて冷蔵庫に入れましょう。
台湾料理ではショウガ炒め、スープの具などが定番です。
栄養価
ビタミンB2、ビタミンA、鉄分を含むほか、葉の赤紫色にはポリフェノールが含まれており抗酸化作用を持っていると言われています。
沖縄の歌での登場
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